2024年12月より、FedExを利用してアジア太平洋地域(日本含む)から米国宛てに貨物を発送する際、HTSコード(米国輸入品目分類コード)の記載が必須となりました。
これまでは任意だったHTSコードが「必須入力項目」となり、記載がないと通関遅延や返送のリスクが発生します。お客様におかれましては、出荷前に必ずHTSコードの確認と記入をお願いいたします。
HTSコードとは?
- 米国が定める最大10桁の輸入品目分類番号
- 日本のHSコード(6桁)に加え、さらに細かく分類される
- 関税率の決定、規制対象品目の判断に使用される
義務化の背景
- 米国税関(CBP)による通関処理の迅速化と規制強化
- FedExシステムのAI自動処理対応に合わせた仕様変更
- 不適切な申告を未然に防ぐためのコンプライアンス対応
お客様にお願いしたいこと
- 出荷ラベル作成前に、HTSコードを確認・入力してください
- 米国のHTSコード(10桁)が必要です。日本のHSコードでは不十分です
- FedEx Ship Managerなどの出荷システム上での記入漏れにご注意ください
HTSコードの調べ方
- 米国国際貿易委員会(USITC)公式サイト
https://hts.usitc.gov/ - FedExの「Global Trade Manager」ツール
https://www.fedex.com/en-us/shipping/international.html
今後の見通し
この対応はFedExに限らず、今後他の輸送業者(UPSやDHLなど)にも広がる可能性があります。アメリカ向け輸出を行うお客様は、今後の規制動向にもご注意ください。
ご不明点がありましたら
弊社営業担当または国際物流部までお問い合わせください。
引き続き、安心・迅速な輸送サービスの提供に努めてまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。